恐怖の缶チューハイ

時々、電車の中で

お酒を飲んでいる人がいるけど

あれはどういう事なんだろうか。

アル中なのか?

それとも

「仕事終わったー」=「即、お酒」

なのだろうか。

家まで待てないのだろうか。

まあ、それも含めてアル中か。

それともそういう

”電車で一杯やろうや”みたいな

サークルのような秘密結社が

あるのだろうか。


これだとしたら中々おもしろい。

「今日は京王線で一杯やってきました」

「やや!私は京急です、しかも終電ですよ」

なんて報告しあったりして。

いずれにしたって電車なんかで

飲んだっておいしくないように思うけど。


そんな方達を見てみると、

何故か大体ストロングゼロを

手にしている気がする。

ストロングゼロとは缶チューハイである。

僕は缶チューハイが

あまり好きではないので

ますます不思議である。

みんな示し合わせたかのごとく

ストロングゼロなのだ。

何故なんだろう。

ぼーっと真面目に考えた結果、

ひとつの答えが生まれた。

きっとアルコール度数が

高いからなのではないか。

ビールが5%くらいなのに対して

ストロングゼロは9%もあるようだ。

つまり彼らは秘密結社ではなく

やはり、ただのアル中かアル中予備軍なのだ。

安くて強い酒をということになると、

ストロングゼロがかりだされるのだろう。


失礼ながら身なりも

キリっとしてない人がほとんどで、

電車の中でストロングゼロを

飲んでいるあの光景は中々悲惨である。

ああやってストロングゼロみたいな

強くて安い缶チューハイに

手を出すようになったら

もうダメだなと思った。

強いお酒は缶ではなく、

バーで飲みたいものです。(希望)


先日、

ウォッカのグレープフルーツジュース割り

(つまりソルティドッグなんだけど)が

どうしても飲みたくなったので

コンビニで缶で買えないかなあと

探していたらちょうどいいのがあった。

(チューハイって全部焼酎ベースかと

思っていたのですが

時々ウォッカベースもあるんですね。)


全然期待をしていなかったけど

飲んでみたらこれが結構おいしい。

ソルティドッグともテールレスとも

ほど遠い味だったけどね。

アルコールもガツンときて気持ちいい。

中々強めなのである。

うーん、缶も中々あなどれないなあ

なんて思いながら

「ん、まてよ」と思った。

缶に表記されている

アルコール度数を

おそるおそる見てみると

なんとアルコール度数が8%であった。

これにはぎょっとした。

安くて強い缶チューハイなんて邪道だと

思っていたのに、

あの噂のストロングゼロまで残り1%の

所まで来ているではないか。

うーむ

これはストロングゼロまでの道のりは

意外とすぐそこなのかもしれない。


あとは電車で飲まないように

気をつけなければ。


2014.12.29